(そうしてまたあなたは変容する)感想

 変質と変容。

 不可逆な、唐突な、理不尽な。それらはぼくらの人生で避けられないものだ。そして、外的要因によって変質させられたものは、安定を求めて、穏やかに変容する。かつてそうだったものがそうでなくなってしまう。境界が溶けて混ざって、新しい秩序を作り出す。


 十戸さんの文章は繊細で、美麗で、それでいて脆くない。顕微鏡で見た細胞の織りなすパターンのように、そこには機能的必然性と、美しさがある。この(そうしてまたあなたは変容する)を読むことで、ぼくらは十戸さんの注意深く観察する眼差しを、感じることができる。

 感想を書くのが野暮というか、ぼくの力では表現し尽くせないので、一編だけ、紹介しようと思う。させてください。


 夜の底より

 さっと投げかけられた光によって、夜の底のように昏いなにかの一欠片を見てしまう。そして、文章がゆるりと手招きをする。不吉なそれを、見ることができないそれを、見せようとしてくる。

 ぼくらはそれを見ることができない、かつて素晴らしいと思っていたもの、はるか高くにあったはずの、良いと思っていた全てのものが、堕ちて、ぐずぐずに爛れてしまったそれを。

 大切だったはずのものが、大切でなくなってしまった時、人はそれから目を背けてしまう。見たくない。思い出のまま綺麗でいさせてほしい、というある種の残酷さを、突きつけられる。


 られるんだよ。

 とても素晴らしい本です。手に入れられてとても嬉しいです。十戸さんありがとうございました。これからも益々のご活躍を願っております。

LoL初心者の館(2) レーンでの戦闘

 みんな! LoLを楽しんでいるかな!?
 今日はなぜレーン戦闘をするのかについて書くよ。
 
「要はこのゲーム、相手の本陣を折ればいいんだろ!? 5人でmidに集まって、midゴリ押しで勝てるぜヒャハー!」
 こんなことを思ったことはないだろうか? ぼくはある。そして、そんなことを思ったであろう相手が、実際にやってきたこともある。
 しかし、その試合は普通の構成でやっていたぼくらがあっさりと勝利を収めた。なぜだろうか?
 
 それは、このLoLというゲームは、時間あたりに得られる金と経験値がほとんど変動しないからなんだ。経験値と金をくれるminionは、時間で湧くからね。
 midに五人も集まると、3つあるレーンのうち、2つのレーンから手にはいるはずだった金と経験値を全て失うことになる。結果、中盤あたりからLVや装備に差がでてきて、負けて行くのだ。
 相手よりたくさんの金と経験値を効率的に手に入れるための構成が、前回説明したEUstyleなんだね。
 
 EUstyleの配置、midにmageが来るとかそういうのにはちゃんとした意味があるんだ。mageはスキルのダメージが大きいため、Lvが上がることですぐに強くなれる。
 強くなったmageがふらりと他のレーンにやってきたら、あっさりと相手をぶっ潰すことが出来るだろう。だから、mageは他のレーンに行きやすいmidを、一人で任されるんだ。二人だと、Lvの上がりが遅くなるからね。
 botが二人組なのは、これはドラゴンという中立モンスターの存在にある。こいつを倒すと、チーム全体に190gが手にはいるんだ。タワー1本とキル一人ぶんくらいのお金だね。
 こいつをそう簡単に取られないようにするため、そして簡単に取れるようにするため、人数を揃えて守ろう! ということで、EUstyleではranged dpsとsupportがbotに置かれる。ということは、相手のbotを倒したら、dragonを奪うチャンスだ。積極的に、dragonを狩る意識を持っておくと良い。中立モンスターについての詳しい話は、また次回にすることにしよう。
 何より、ranged DPSはLvが上がってもさほど強くならない。装備が揃うまでは貧弱そのものなんだ。だから、mageみたいな強い奴が襲ってきても大丈夫なように、supportをつけているんだ。1v2より、2v3のほうが、心強いだろう?
 
 そして、余ったレーン、topにtankyなやつが行くことになるんだ。topも一人にして、後一人がjungleを回るほうが、全体的に得る経験値としては効率がいい。
 けれど、前回も言ったように、summoner Lvが低いうちは、満足にjungleを回れるやつがいないので、オススメしないよ。
 
まとめ
レーン戦の目的は、相手よりたくさん金と経験値を稼ぐこと
・mid mageは他のレーンに行って殺して回れるくらい強い
botはドラゴンを守るために二人でいる。対面を殺したらドラゴンをとろう
・topは余り。
・summoner Lvが低いうちはjungleは難しいかも
・EUstyleは稼ぎ効率がいい
 
 

 さあ、それではいよいよ実際にレーンでの戦闘中気をつけることについて書いて行こう。
 レーン戦で気をつけることは三つだ。たった三つのことだけ考えていればそれでいいぞ!
 
死なない
LH(ラストヒット)をとる
タワーを折られない
 
 これ。これだけなんだ。何言ってんだそんなわけないだろ、と思うかもしれないが、本当にそうなんだ。詳しく説明しよう。
 
◯LHをとる
 このゲームにおける基本にして奥義みたいなもの。これが主な資金源となるぞ。
 ちっこいミニオンたちはトドメをささないとお金を落とさない。だから、削り合うミニオンのHPをよく見て、死にそうな奴を殴っていかないと、お金がたまらないのだ。ミニオンどうしの動きをよく見て、LHを取りつづける……これがレーンの基本だ。
 minionには三種類いる。剣と盾を持った前衛minionと、魔法みたいなのを飛ばしてる後衛minion、そして大きい砲台みたいなminionだ。
 前衛minionはHPが高く、攻撃力は低いのが特徴だ。ギリギリまでhpが減るのを待ってから、トドメを刺そう。
 後衛minionはHPこそ低いものの、攻撃力が高いのが特徴だ。特に序盤、こいつの攻撃でchampがギリギリ死ぬことは少なくない。攻撃はビームみたいな形で見えるので、ビームが飛んでくminionのHPを調整して、トドメを刺そう。でも、こいつはminionの中では一番金を落とさないんだ。
 ちょっと大きな砲台みたいなミニオンはHPも攻撃力も高い。たくさんお金を落とすので、こいつは絶対に自分でトドメをさそう。スキルを使ってもいいぞ。
 
 さて、賢明なる読者諸君はお気づきのことであろう。そんなにLHが大事なんだったら、相手のLHを邪魔すればいいのではないだろうか?
 その通り!!!
 対面のラストヒットを邪魔するために、殴りかかって邪魔をする、それがハラスと呼ばれている行動なんだ。相手がLHを取ろうとした時に、猛然と殴りかかろう。
 殴りかかられたほうがハラスを無視してLH取りに専念していたらそのまま殺されてしまう。殺されてしまうと、その間LHを取ることができず、経験値でもお金でも不利になってしまう。だから、反撃して自分の身を守らなくちゃいけない。こうして、レーンでの殺し合いが始まるんだ。
 
 チャンプによって、LHの取りやすさや、ハラス能力には大きく差があるぞ。
 自分がチマチマAA(通常攻撃)でLH取るのがうまいなら、rangeを、めちゃくちゃ苦手だぜ! って人はmageをやろう。多くのmageは、広範囲を攻撃できるAOEスキルを持っている。それでごそっとminionを倒して、お金を簡単に手にいれられるんだ。いろんなチャンプを試してみて、LHの取りやすい、自分に合ったチャンプを探そう!
 
 
◯死なない、タワーを折られない
 さて。それでは、LHをたくさん取りつつ、死なないためにはどうすればいいのだろうか?
 死なないためには相手に攻撃されないことが必要だ。相手に攻撃されないためには、相手が簡単にこちらに攻撃できるような場所に立たないことが大事になってくる。
 しかし、前に出ないとLHは取りにいけない……そこで、うまい人はめちゃくちゃに右クリックして、キャラクターをウロウロさせる。敵に狙いを絞らせないようにするんだ。そして、LHを取る瞬間だけ、前に出てminionを殴る。
 あまりに奥のminionが死にそうになっていて、かなり前に出なきゃ取れなさそうな時は、スキルを使ったりして取ってもいい。これを繰り返していくんだ。
 絶対に棒立ちしてminionを殴り続けてはいけない! そんな奴は敵からしたらネギを背負ったカモだ。君は敵のスキルとAAを木偶のように喰らい続け、そして死ぬことだろう……反対に、相手が棒立ちでLHをとっていたら、ここぞとばかりにスキルを当ててダメージを与えて行こう。相手は自分のHPを気にしてLHが疎かになるはずだ。
 
 しかし、気をつけて欲しい。minionたちは、普通ならminionどうしで殴り合ってくれるのだけれど、こいつらがchampを攻撃してくることがある。相手champを攻撃すると、近くにいる敵minionは君をターゲットにしてくるだろう。
 Lvが低いうちは、前に出て1発殴ったら、相手のminionにタコ殴りにされてかえって自分のほうがダメージが大きかった! なんてことも多々ある。自分のminionが作る前線より前に出てハラスするときは気をつけよう。
 minionのタゲを外したい時は、草むらに入ってminionの視界の外に行くか、ひたすら離れるかしかないぞ。
 
 死なないためには、時として自陣に帰って回復しないといけないこともある。死んでしまったら取れるはずだったLHも逃してしまうし、タワーも折られてしまう。更には、対面がgankに出かけて他のレーンまで巻き込んでしまうことだってある。死なないことは何よりも大事なんだ。どういうタイミングで帰るのが一番いいか。それは、相手のタワーの下までminionを押し込んだときだ。
 自分のタワーまでminionが押し込まれると、タワーの攻撃でminionが死んでしまうのでLHは取りにくくなるし、押し込まれているのに自分がそばにいないと、経験値をもらうことすらできない。更には、タワーをガシガシ殴られてしまい、タワーを折られてしまうことだってある。結果、対面とLvの差がついて、ジリ貧になってしまうんだ。
 自分のタワーに押し込まれないためには、相手のところに押し込めてしまえばいいのだ。minionを押し込む時は、スキルや通常攻撃をガンガン使って敵minionを殺していけばいいぞ。タワーまで押し込んだら、積極的にタワーを殴って、相手のタワーを折ることを考えよう。先にタワーを折ったら勝ちだぞ!
 
 
 まとめ
・LHを取る。基本は右クリを連打してフラフラ動き、トドメのときだけ前に出て取る。棒立ちしない。
・相手がLHを取りに前に出てきたら、スキルや通常攻撃で相手にハラスしてゆく。
・ハラスは自軍minionより前に出過ぎないようにする。
棒立ちでminionを殴り続けない。
・自分が帰る時は、相手のタワーまでminionを押し込んでから帰る。
・積極的に相手タワーへのダメージをとってゆく。
 
 
◯pushとgank
「あれ? ってことは、相手のタワーにまで常にminionを押し込んだ状態でいれば、タワーに攻撃もできるし、相手はLHとりにくいし、自分たちは好きな時帰れるし、最高じゃん! 押し込みまくりゲーだな!」
 そう思った人は、かなりこのゲームのセンスがある。しかし、実際世の中そう甘くはないのだ……今まではレーンを押すメリットを書いてきたが、デメリットだってもちろんある。
 他レーンから敵の援軍がやってきてボコられるgankというやつだ。
 
 相手のタワーの近くということは、自分のタワーまで遠いということでもある。そんな時、横からふらりと他のレーンのやつが襲ってきたら? 数的に不利になった君は敵に思う様嬲られ、キルを取られてしまうだろう。pushは死のリスクを高めてしまうんだ。
 他のレーンの奴が襲ってくるぶんにはまあまだなんとか対策のしようがある。仲間が自分の対面を見失ったら、報告してもらえばいいだけだからね。(これを、miaコールと言う)だけど、junglerがいるような試合だと、視界の外から突然奇襲されて死んでしまうだろう。
 
 だから、レーンで戦う時は、minionの位置をうまく調節する必要があるんだ。なるべく自分のタワーに近く、しかし自分のタワーが攻撃し始めない位置を維持できるようになれば一人前だぞ。
 
 また、このゲームには親切にもgankを防ぐためのアイテムがある。sight wardという75gで買えるアイテムだ。これを視界のない暗い部分に置いておくと、3分の間だけそこの視界を得ることができる。レーンとレーンの間に置いておけば、こちらを殺そうと近づいてくる他のレーンの敵を見ることができるんだ。
 wardを置くのはsupportの主な仕事だ。積極的にwardを置いたなら、pushしても大丈夫なはずだぞ。supportにwardを任せきりにするのは良くない。midやtopの人間も、一つくらいは買って自衛しよう。
 
 まとめ
・pushすると他のレーンから敵が来た時助からない。
・pushしないように、トドメ以外ではminionに攻撃しない
・でも、タワーに押し付けられないよう、押し込まれそうになったらスキルを使ってLHを取る
wardを置いて、gankを防ぐ
 
 
 
 うおー。今回は情報量がやたら多くなってしまった。初心者向け記事とは何だったのか……
 これら全てを意識して戦うのはなかなか難しいことだ。何回も戦いながら、そういやあの記事にそんなこと書いてあったな、と思い出してくれればそれでいい。みんなの役に立つことを願っているよ。
 
 次回は集団戦と中立モンスターについて書くよ!
 
 
 質問や感想など、何かあったらよろしくね! コメントがつかなくて結構へこんでるらしいよ!!!

LoL初心者の館(1) チーム構成について

welcome summoners!
  やあみんな。LoLを楽しんでいるかな?

  LoLは、5対5で闘うRTS的なゲームだ。Dota系とかMoba系とか言われているね。

  対戦ゲームは世の中に星の数ほどあるけれど、今最も世界でプレイ人口が多いゲーム、それがLoLだ。5v5が基本だから、必然的にチームワークが重要になってくる。みんなで勝利を掴んだ時の喜びは格別だよ。チームワーク? クソ食らえだぜ! って人でもOK、一人のスーパープレイで敵5人を皆殺しにすることだってできるんだ。

 興味を持った人は、League of legendsで今すぐ検索だ! 

 今回はLoLをやる上でもごく基本的なチーム構成について教えていくよ。
 専門用語を使っているので、LoLjpwikiの用語集( http://loljp.net/wiki/index.php?%BD%E9%BF%B4%BC%D4%B8%FE%A4%B1%2F%CD%D1%B8%EC%BD%B8 )なんかを見ながら読んでくれると嬉しいな。

◯チャンプの特徴について。

  LoLには100種類以上のチャンプがいる。大まかにどんなことができるか(ロール)で分類するよ。

・mage
  いわゆる魔法使いだ。mageは四つのスキルを全部叩き込んで、瞬間的に相手に大ダメージ(burst damage)を与えるのが仕事だ。
十分育ったmageなら、ワンコンボで相手が即死することもあるぞ。

・tanky dps
  dps(damage par second)の名の通り、継続的に火力を出し続ける役割だ。
  タワーを折ったり、敵の後列に突っ込んでいって、火力職をぶっ潰すのが主な仕事。 逃げ惑う後列たちを執拗に追い回して、一人ひとり倒してあげよう。

・tank
  We need tank! いわゆる盾職だ。
  高いHPと防御力、複数人に当たるCCスキル(敵の足止めをすることができるスキル)なんかを持ったやつがやることが多い。
  tankは相手の火力の動きを止めて、火力職が仕事を全うできないようにしたり、反対にこっちの火力職をを止めに来たtanky dpsなんかを邪魔するのが仕事だ。ウザい立ち回りをすることで、敵の攻撃が君に集中させよう。
  敵が硬くて死なない君を殴っている間に、仲間の火力職が全員ぶっ潰してくれるはずだ。

・ranged dps
  このロールがうまい人は、ゲームを勝ちに導いてくれるのでcarry(導き手)とも呼ばれたりする。
  継続的に火力を出し続けるキャラクターだが、こいつは遠距離からチクチク殴るタイプ。序盤はひ弱だけど、終盤は無類の強さを発揮するぞ。
  打たれ弱いので、味方を盾にしながら、一人ひとり倒していこう。タワーを折るのも一番早いから、とにかく死んじゃダメだ。

・support
  支援職。主な仕事は、マップ上の視界確保と、carryを守ること。敵を止めるCCスキルや、回復技を持ってる奴がやる。
  縁の下の力持ち的存在だ。目立たないけれど、ぼくはとても重要な役割を持っていると思うよ。
  こいつがうまいと、味方のcarryがぬくぬく育って、敵を殺しまくってくれることだろう。そうなった時は、「carryはわしが育てた」とかドヤ顔をしよう。



◯マップと構成について。
 LoLは5v5で戦うゲームだ。先に相手の本陣を折ったほうが勝つ。
 みんながみんな好きなキャラを使ってワイワイ楽しむのももちろんいいけど、やるからには勝ちたいはずだ! そこで、定石となっている構成を説明するよ。

 今一番流行っているメンバー構成は、EUstyleっていう構成なんだ。
 EUstyleでは、topに前衛を務める堅くて死ににくいchampを置く。tankやtanky dpsだね。
 midには、瞬間的にたくさんのダメージをばらまけるmageを。
 そして、botでは終盤無類の強さを発揮するranged dpsと、それを育てるためのsupportを置くんだ。
 最後の一人は自陣の森の中を巡る遊撃手になる。こいつは、大抵は前衛を任されるはずだ。topがtankなら、dpsを出せるような奴を使うのが良いし、topがダメージを出せるtanky dpsなら、tank的なchampを使うのが良いだろう。

 これが、EUstyleの基本的な構成だ。
 この構成だと、敵と5v5をする時、それぞれが自分の仕事をきっちりこなすことで、とても効率的に相手を倒すことができるんだ。
 前衛が敵を足止めしている間に、瞬間火力を出せるmageが敵の火力を出せる奴らを焼き払い、残りをranged dpsが殲滅してゆけばいい。
 目の前にいるからってtankを狙っちゃダメだぞ! 火力が出る柔らかい奴らから狙っていくのが勝利のカギだ。みんなでターゲットを集中できればなお良い。

 ただ、サモナーレベルが低いうちは、ジャングルを回るのは難しいんだ。それに、敵にジャングラーがいなくてこっちにジャングラーがいる場合、topが1v2をしなくてはならなくなって、とても辛くなってしまう。
 サモナーレベルが20未満の間は、ジャングラーについては考えなくてもいいかもしれないね。
  その場合は、もう一人はmageなんかが行くのがいいと思うぞ。硬い奴らが二人でいくのも良いのだけど、もし対面の相手が遠距離攻撃が得意な奴らだと、一方的に殴られてしまうからね……

 まとめ
・チームの構成を考えよう。
 前衛は二人。硬くて火力が出る奴と、硬くて相手の邪魔ができる奴。
 瞬間火力が出せるmageが一人。
 敵を遠距離から殴れるranged dpsと、supportが一人ずつ。

・ 硬い奴はtopかjungleへ。mageはmidへ。rangeとsupportはbotへいこう。

tankは殴るな。


 以上! 次回はレーンでの戦い方なんかについて説明しようと思うよ。
 質問なんかあったらじゃんじゃんどうぞ!

ぴよらっとジャングルの掟

Welcome summoners!

とか気取った英語を使いたくなるゲーム、League of Legendsの話をするよ。ぼくはJunglerという仕事を主にしているのでその話。

1 0:00~4:30 Invadeと一周目
Jungleで重要なのは一周目。一周目の出来でその後のいろいろなことが変わってくるよ。
例えばBlinkがなく、殴りメインのUdyrやNocのようなチャンプは、赤バフがないとかなり辛い。
マナありJunglerの大半は青スタートすることが多い。そのため、赤がある側のlaneが敵のInvadeから赤を守ってあげないと、8分近くまでGankの脅威が薄れてしまうんだ。これは良くない。
だから、自分のタワーの下でボケっと立ってる仲間にはちゃんと説明してJungleガードを徹底させよう。まあ、バラけて守ってると五人一気に攻めてきた時負けちゃうんだけどね。
やられたら嫌なことは当然、敵にしてしまうのが良い。そこそこの速さでバフを狩れるJunglerを使っているなら、相手の一個目のバフを盗んでしまうのはとても効果的だ。バフの経験値はとても大きい。これをとってしまうことができたら、それだけでかなり相手のJunglerよりもLvで先行できる。相手が殴りメインのJunglerなら尚更だね。相手のGank力、経験値を奪えるんだ。積極的に取りに行こう。恐れることはない。いざとなったらflashを使って逃げればいいだけだからね。
ただし、バフにワードをさされていて、視界が取られているということは結構ある。敵のlanerが寄ってくるような動きを見せたら直ちに逃げるんだ。2:00くらいでフラッシュ使ってしまっても、Junglerならまあそんなに危なくはないから、出し惜しみしてはいけないよ。
一周目のバフスティールの時は、キャンプのちっちゃいトカゲもちゃんと狩ろう。

一周目はとにかく経験値が足りないし、なによりそいつらを狩りきることに大きな意味があるんだ。これについては3章で書くよ。
敵のバフを盗んだら即自陣のバフをとろう。せっかく敵のを奪ったのに、もたもたJungleを回っていて、自分のをスティールし返されては意味が無い。
もちろん、敵のをとって即Lv2GankからFirst bloodが取れるなら、敵にスティールし返されてもお釣りが来るだろう。だけど、laneに顔を出すということはバフを盗んだことがバレるということだ。仲間と自分の力量、CCなどを見比べて、成功する算段がないならなるべくGank前に自分のバフをとってしまうのが良いと思う。
バフスティールに成功すると、相手は腹いせにGankしてくることがある。これは、中立モンスターが湧くまでの間暇だから、いっちょちょっかい出してみるか、という感じで行われることが多い。
一般的なJunglerがバフをとって最速でLv2Gankに来れるのは2:20くらいから。自陣のバフがなくなっててくっそー腹いせGankしてやる! となるのが3:20くらいだ。この時間帯は特に、laneの仲間に注意を呼びかけよう。
だいたい4:30くらいになると、Potが切れたり買い物したりと一回Junglerはリコールするはずだ。laneよりもJunglerのほうが装備が充実しているほぼ唯一の時間帯だね。その強みを生かして積極的にGankしよう。ぼくは大抵、赤クリなんかを買って、ヘルスを高めるのが強いと思っているよ。一瞬くらいならタワーに飛び込んでもいけるしね。


2 4:30~7:20 Gank
さあ、お待ちかね、Gankの時間だ。この時間帯はJunglerは装備の優位を生かして積極的にGankしていきたい。
では、どういうlaneをGankするのがいいのだろう?
Ultを持つと殺しにくくなるやつら
  AhriやKassみたいな、Ultが強力なBlinkだったりするやつは、Lv6になる前にGankでボコって差をつけてしまうのがいい。Blink持ちはとにかく逃げ性能が半端じゃ無い。だったらどうする……? Blinkがないうちに殺してしまうのが一番さ!
early gameに強いやつら、もしくは弱いやつら
  矛盾してるって? まあ聞いて欲しい。序盤強い奴は序盤の優位を終盤まで活かすため、強気に攻めてくる。ワニとかガレンとかだね。ここでズルズル負けを拡大していったら敵の目論見通りになってしまう。いくら序盤強いといっても、人数差を覆す程じゃあない。どんどんGankにいこう。
  そして、序盤弱いやつというのは……上のUltを持つと殺しにくくなるやつら、と同じようなことなんだけど、例えばMordeみたいなどうしてもPushしがちになる上、Gank耐性が低いやつらのことだ。こいつらを餌にできたら、そのゲームはGGだ。積極的に殺しに行って、心を折ろう。
育ったらsupercarryしてくれそうな仲間のところ
  TopやMidのアサシンは、育ったらあとは一人で勝手に対面を殺してくれるようになる。彼らのスタートダッシュを手伝うのは君だ。
この時間帯ではあまりBotGankは考えない。ドラゴンを狩るにはちょっと柔らかすぎるからだ……まあ、ちゃんと寄ってくれる仲間がいるのなら、Botを殺してドラゴンをやるのが一番いいんだけれどね。でも、FlashやHeal、Exhaustなんかが豊富にあるBotを損害なく殺すのはなかなか難しいんだ。
だからといって、顔を出さなくていいってわけじゃあない。laneに寄って敵のワードに映るだけでも相手には大きなプレッシャーになる。つらそうなBotには顔を出してあげよう。

3 7:20~13:00 中規模な集団戦
1章でバフの小さいのを狩った理由はここにある。はじめのバフスティールに成功していると、7:20になったとき、敵の陣地でほぼ同時に赤青バフの2つが湧くことになるんだ。当然相手はどちらかにしか向かえないだろう。そんなとき、どちらのバフの前にもワードがさしてあったら……? そう、敵が居ないサイドのバフをまた盗みにいけるんだ。バフスティールの無限機関の完成だ。おめでとう!
ぼくは青にワードをさしておいて、敵Junglerが敵Midに譲ろうとしているのをスマイトで掠めとるっていうのをよくやるけれど、あれはほとんど曲芸のようなもので、褒められる行動じゃあない。敵が居ない側のバフを盗みに行くほうが安全だからね。
とはいえ、敵MidがSwainやAniviaみたいな、青を持っていると超強いChampだった場合はなんとしても青を盗みたいところだ。最悪、敵Junglerにスマイトで取らせてしまうのでもいい。敵Midに青を持たせるな! それだけで、Midはかなり優勢になるんだ。
この時間帯はそろそろ皆がUltを手にしだす頃で、順調に育っていない場合、Junglerなんかは簡単に死んでしまうだろう。FeedしたJunglerほど悲惨なものはない。どんどん自陣Jungleは荒らされるし、中立を狩るのもどんどん遅くなってしまうからね……攻撃的に立ちまわることを忘れずに、しかし、死んでlaneに迷惑をかけることのないようにがんばろう。
また、この頃からBotに積極的にGankに行って、ドラゴンを意識しだしたい。ドラゴンはJunglerでいうタワーのようなものだ。一回ドラゴンが取られるということはつまり、laneでタワーを一本折られるのと同じくらいやってしまったことなんだと自覚しよう。

4 そして混沌へ
そろそろ長いし適当にまた今度書くとか言いながらお茶を濁していこう。
ここから先は定石というようなものがあるわけではない。自分のGankがどれだけうまくいったか、仲間のKillがどれだけ稼げているかで柔軟に対応して行かなければいけないんだ。
ただ一つ心においておくべきことは、スマイトのCDをちゃんと考えることだ。ドラゴンやバロン中にスマイトがCDのJunglerなんて、クソの役にも立たない。敵Junglerにバロンスティールされたなんてことになったら切腹モノだ。逆に、自分がスティールしてやったらヒーローだけれども。しっかりバロンやドラゴンを左クリックして、左上にHPを表示させるようにしよう。

以上。ワードの置き方なんかもいろいろあるだろうけど、それはまあいいか。
Junglerの良し悪しは序盤ゲームの流れを大きく左右すると思うよ。序盤を制してゲームに勝とう!

あ、ぼくはレート非表示のアレな人なのでもっとこうしろとかBotGank行けとかあったらコメントで教えてくださいな。